スタッフブログ

ブリーチなしカラー

本当に厄介です…。

確かにブリーチなしでできるカラーも沢山あります!が、カラーをするベースがかなり重要になる場合が多いです!
過去(数カ月前)に全頭ブリーチをした履歴(グラデーションカラーやハイライトなど)があったり、その履歴を活かしたハイトーンカラーや茶味の感じられないカラー。これは「ブリーチなし○○カラー」に当てはまります。正確には「ブリーチなし(数カ月前に全頭ブリーチ、またはグラデーションカラーしてます)○○カラー」になります。

黒髪のベースや茶味の強いベースからスタートして同じようなカラーを目標にしたとしても仕上りは全くの別物になってしまいます。
私たち日本人が元々持っている赤味、オレンジ味をメインに含んだメラニン色素はかなり強敵です!
今までにブリーチをしたことがなくても明るくなりやすい髪質の方、ずっと明るいカラーを繰り返している方、過度のダメージやセルフカラーなどで明るく褪色してしまっている場合(セルフカラーやダメージムラが酷い場合は一度で修正不可な場合もあります)だと近づけられる可能性もありますが、だいたいの場合は一度のカラーでブリーチなし○○カラーに近づけるのはかなり困難です。

技術者の中には本当にブリーチなしでそのような仕上がりにできるすごい人もいるかもしれません。が茶味を完全に消し切るにはほぼブリーチが必須です。
ブリーチなしで光の加減でなるべく茶味を感じにくくすることはできます。が茶味をカラーで抑えているにすぎませんのでその辺りをどうかご理解お願い致します。

なりたいイメージややってみたいカラーなど様々だと思いますが、そのヘアカラーを表現するにはそれぞれ必要な工程があったりします!
自分のやってみたいカラーは茶味が全く感じられないカラーなのか?ここは見極めがかなり難しいところです。
もちろん明るくする際は少なからず髪への負担、ダメージは付き物です。その際はなるべくダメージを抑えた施術、薬剤選定でツヤ感を損なわず、長くヘアカラーを楽しんでもらえるよう、持てる技術を総動員して臨みます!
なのでお気軽にご相談ください!

atelierFLOWRINA 寺村

参考までに。

・3~ヵ月くらい前に全頭ブリーチ履歴のベースをオンカラーのみで仕上げました。
img_8116img_8124

・こちらはブリーチなし(明るいベースを活かした)ダブルカラー+塩基性カラーです。img_7590img_7597

・ブリーチなしダブルカラー(iNOAオイルカラー使用)img_9164img_9166

・ブリーチありダブルカラー

img_7753

・ブリーチありダブルカラー+塩基性カラー
%e3%83%98%e3%82%a2%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%83%bc%ef%bc%98%ef%bc%91img_6710

 

人間の髪ってこんな色になるのかよ…ってカラーほど明るさが必要です!

before

img_8954

・ブリーチリタッチ後
img_8957

・オンカラー(塩基性カラー)
img_8970